96才母のこと

母は今年遂に96歳。かねてより兄嫁から「おかあさんの部屋を少し片付けて」
などと、頼まれていたので思い切って一泊の予定で電車で一人出かけた。

大抵夫と一緒だが手持ち無沙汰な様子でじっと待っていられたら、とても
集中できない。単なる訪問じゃ無い場合は一人に限る。

到着したら母は聞かされていなかったらしくびっくりしながらも
娘の突然の訪問を喜んでくれた。

兄嫁は仕事で留守だったので先ず、頼まれていた母の寝具を取替えにかかる。
母にとってはどんなに古くても硬くても全く不自由が無いどころか
一番落ち着く布団なのだからまるで赤ちゃんがお気に入りのタオルを
取り上げられるようなもの。
でも、そこは心を鬼にして、今更だけど健康にも良くないし・・・などと
大声で言って聞かせる。008.gif
でも、何とか取り替えると「今日からお殿様のような布団で寝るんだ」と
皮肉めいたことを言って笑う。

私が不要と見極めたものをパンパン処分するが母にとっては超大切な思い出の
品だったり、近いうちに使うものだったりするので厄介だ。

そして、ほぼ当初の目標は達成したかと思った頃義姉が帰宅。
前夜作って持参したおでんと刺身用鯛を持っていっていたので
カルパッチョをして、楽しく夕食。
実兄が福島にボランティアで出かけて留守だったため、義姉と何と深夜二時半
までおしゃべり。

義姉のために今私が出来ること。それは母に時々ショートスティを利用して
もらうこと。

母は耳は相当遠いけど、いまだに自分の事は何とか出来るので、『どうして
家にいてはいけないのか?』となかなか納得してくれなくて困り果てた。
色々なことをわきまえた人だと思っていたけど兄嫁の気持ちには鈍感だと
思う。私は夫の母と長く一緒に暮らしたので何かと同感できる。

何度も説得して「はいっ、分かりました~」とひょうきんな感じで
返事をしたけど果たして近いうちに実現するかどうか怪しいものだ。

また、私の出番が来るかもしれないのでいつでも出かけられるように
スタンバイだ。003.gif

私たちが良かれと思って言ったりしたりすることが母にとっては何もかも要らぬ
お節介だと思うと何だか複雑な気持ちになる。
[PR]
by gerakon | 2012-09-25 17:50 | Comments(0)