お見舞いあれこれ

病床のお見舞いはこれまで数知れず行っている。
術後は勿論長期療養の方施設に入所の方・・・。
でも、わたしの場合は一人でお訪ねすることは稀で
大抵共通の友人と一緒だ。

おしゃべりなどでお疲れになるといけないので
滞在時間は症状によって考えなければならない。
でも、この頃は入院期間が短くなりすぐに退院
自宅療養となるので結局重症の時お見舞いする
事になってしまう。

幸いなことに私はまだ出産以外で入院の経験が無い。
その分見舞われる立場の気持ちが分からないとも
言える。

『みんなの顔が見られるだけで嬉しいの』と言われる方も
多いけど出来ればベッドに横たわる姿は見られたくないと
言う人もおられる。当然だと思う。
夫も胆嚢の除去手術をした時、入院前は言わないで
退院してから親戚知人に知らせた。
結果的にはそれで良かったと思う。途中発熱したり、声が
出にくくなったりと思わぬトラブルに見舞われたので
療養に専念することが一番だったから。

今、友人と伺って一番喜ばれるのは施設に入所され、ご高齢だが
お耳はよく会話は十分出来るという方だ。
難病を抱えていらっしゃるため、施設側が感染症等を警戒され、
入所者の皆さんとの食事など交流の場が無くいつも一人ぼっち
とお聞きした。
私たちが訪問すると「お話しできる人が来てくれた~と」と満面の笑み
で迎えてくださる。
亡くなられたご主人様の事など『自慢じゃないのよ』と恥ずかしそうに
言われるのが何とも可愛らしい。012.gif
何十年前の他愛の話でもその方にとっては全て宝物で生きてきた証
なのだ。
そんな中でも絶えず色々な悩みや苦しみを抱えておられるのでせめて
寄り添ってお話をお聞きするだけでもと思っている。

当面は母の見舞いを最優先させなければと思うのだけど極端に耳の
遠くなった老母との意思疎通が困難で、いつも何となく消化不良というか
物足りなさを感じて帰宅する。時々頑固な面ばかり見せるようにもなり、
「こんな人じゃなかったのに・・・」と悲しくもなる。
でも、これまでいつも自分自身を律して来たのだからせいぜい
我儘を言って欲しいと思ったりもする。穏やかな笑顔を見ると
心底嬉しいと思う。
気まぐれ娘に母も困っているのかもしれない。(笑)

これからも色々なお付き合いでお見舞いは続けると思うけど自分が
入院したらやっと当事者の気持ちが分かるのだろう。
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by gerakon | 2014-07-24 08:31 | Comments(0)