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母の老後は幸せだった?

人の幸せって本人がどう感じるかなので尺度は難しいと思う。
母の人生50代迄はいわゆる苦労の連続だった。
40歳そこそこで夫を亡くし、必死で生きて来たに違いない。
それまでは子どもから大人になった私も母はずっと不幸な人に
見えていた。

でも、兄が事業を始め、結婚してから今まで40数年もの長い間
本人は経済的な苦労をあまり感じる事無く、30年以上ずっと食事も
嫁である義姉に作ってもらい、今では兄が母のお世話担当みたいに
なっている。どう見ても母は自宅で毎日過ごせているのだから
それだけでも、とても幸せな部類に入ると思う。

町内でも母のように高齢で(98歳)自宅で家族と暮らしている人は
いないと言われているみたい。
それは本人が一番望んでいた事で何よりの幸せだと思う。
ここまで来たのだからついでに最後までと兄も考えているようだけど
私は、ちょっとそれは・・・・と思っている。
まだ、話し合ったりはしていないが同じ嫁として義姉の気持ちを考えると
一度くらい、のんびり夫婦二人だけの暮らしを体験してもらいたいと
思うのだ。亡くなってからではなく、今すぐ。
それで兄嫁の母に対する気持ちがずいぶん違って優しく接する事が
出来るようになってくると思うのだ。
そして兄嫁のそんな気持ちが母にも自然に伝わり母も穏やかに
最後の日々が過ごせるのではないかと思う。

娘として兄にどうしても提言しなくてはならない時が来た。
兄がかなり年上なので相当勇気が要るけど悔いのないよう
頑張ろうと思っている。
by gerakon | 2014-10-30 22:39 | Comments(0)

ゲラ子のアラ還日記改めヴィオラばばの時々日記とします


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