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母が今日父の元へ

医師の言われる通り絶飲食となり今日で6日。
午前十時過ぎに自宅を出て母の所に着いたのは丁度お昼ごろ。
すぐに、部屋に行くと、少し息が荒く感じられたものの、急変する
様子でも無く、各部屋に掃除機をかけ、拭き掃除などしていた。

そして兄嫁に誘われ、二人でランチをして帰ったのは2時30分頃
だったかと思う。
その時はあまり変化は見受けられなかったけど間もなく
何だか呼吸が浅くなったと感じられたので別室にいた兄夫婦を呼ぶ。

その後ほんの5分程で目を閉じ三人が見守る中いつか
はっきりと分からない位、本当に静かに息を引き取った。
午後2時50分だった。

姉は車で三十分程の所にいて毎日のように来ていたけど
臨終には間に合わなかった。でも、ずっと看ていた兄が
しっかり見送る事が出来て本当に良かったと思うし、母も
何よりもそれを望んでいたと思う。

母は点滴もせず、医療器械が何一つ無い自宅で手厚い訪問看護、
優しいヘルパーさんのお世話になり家族に見守られ理想的な
旅立ちだったような気がする。

私は99歳にもなり、白寿のお祝いも盛大にして沢山言葉も交わし、
受け入れる準備は充分整えられたと思っていたけど、やはり母親の
死ってこんなにもせつなく、悲しいものなのだと涙があふれる。

兄嫁とランチなんて、とても珍しい事。これまでの悲喜こもごもの
話も沢山して、感謝の気持ちを充分に伝える事ができた。
そんな機会も母は邪魔すること無く帰りを待っていてくれたのだと思う。

もう少しで、何十年も先に逝ってしまった父と、『私、こんなに年取って』と
はにかみながら会うかしら?

取り立てて立派ではないけれど、まっすぐ、正直に、誠実に、そして控え目に
生きて来た母を娘として褒めてあげたいと思う。
Commented by きずつば at 2015-12-09 08:37 x
お辛い気持ち、お察しいたします。

お母様のご冥福を心からお祈り申し上げます。

Commented by gerakon at 2015-12-14 14:38
ご丁寧にありがとうございます。
年の瀬の慌ただしさで、悲しみも徐々に薄らいでいく事と思います。
by gerakon | 2015-12-08 23:14 | Comments(2)

ゲラ子のアラ還日記改めヴィオラばばの時々日記とします


by ヴィオラ