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一人の幸せ・・・答えは見い出せず。

知人Aさん(女性)が亡くなられた。まだ、高齢とは言えないお年だった。
その方は生涯独身、妹様も独身のまま20年も前に亡くなられ
ご両親も随分前に他界されているので、甥姪も無く、遠い
親戚を名乗り出る人もいなかった。

元教員だったこともあり、誇り高く歯に衣着せぬ言動で
周囲をハラハラさせた時期もあったけれど、体調を
大きく崩された7~8年前からマンションを売却、介護付きの
高齢者住宅に移り住まれた。
入居の為の保証人もすぐに決まり、軽い認知症が疑われる時期に
その方が成年後見人も引き受けられ、これまで全てがスムーズに。

財産が乏しく、肉親がいない人は何をするにも保証人探しが難航して
快適な生活が遠のくばかり、なかなか心身ともに安定した生活が
送れないと聞いたことがある。それが短命につながるような気もする。

Aさんは成年後見人との間に信頼関係が築けていたので日常生活に何の
心配も無く、余生は充実し有意義な日々を過ごしおられるように見受けられた。

何度もご葬儀には参列したけれどこんなにも穏やかな、すっきりした
美しいお顔の方は初めてだった。
勿論、財産管理もきちんと、エンディングノートも整えられていたと思うので、
今回は突然亡くなられたとはいえ、全て滞りなく、喪主も成年後見人が
つとめられ、ご香料などは全て辞退、教え子他多くの方に見送られ、
温かく静かな旅立ちだった。

肉親がなくても財産が充分あれば、むしろ家族に囲まれているより穏やかな
最期が迎えられるのかしら?とふと思った。

それぞれのケースなのでやはり今、答えを出せる人はいないかもしれない。
でも、多くの人に寂しさと共に、色々なメッセージを遺して下さったような気がする。
Commented by noamaru2008 at 2016-03-05 22:25
こんばんは~^^

そうでしたか。
ずっと独身でお一人暮らしを。。。女性だからできたのでしょうね。
ここ数年、母が介護施設でお世話になってから、自分の将来を考えるようになりました。
母は弟夫婦とずっと同居していましたが、結局、今はすべて他人である施設のヘルパーさんのお世話に。
だから私も自分の時間をもてるようになり、自分の身体と、夫の事に専念できます。
問題は老後にお世話になる為の資金・貯蓄等があるかで決まってしまうよう。
母の場合は長い間仕事をもっていたので、年金も私達世代より多く、不足分は貯蓄をけずることができます。
その女性も同じように、多くは残さなくても、ご自分の老後資金を蓄えていたから、安心して独り暮らしでも心配しなかったのでしょうね。
肉親に看とってもらえることも幸せでしょうが、
お互いに感情がぶつかり合って、心身がすり減ってしまうといったケースが多いようですね。
だから、私達もなんとか施設でお世話になれる資金だけは、
持っていたいと願っています。施設が「姥捨て山」では無い事をもっと理解し、誰もが入れる社会へとなって欲しいと願います。穏やかに安らかな眠りにつけるよう(^人^)
おやすみなさい
Commented by gerakon at 2016-03-06 00:35
ノアマルさん、病み上がりですのに色々考え込ませて
しまいましたね。でもコメント嬉しいです。
有難うございます。何かと自分に置き換えることが多くなりましたね。母を亡くしたばかりですので余計にずしりと来ます。
兄夫婦がずっと同居で限界かという時に召されました。
数日後にはホームに入居が決まっていましたが、結局
その日に…。
兄は大変母思いの人で最後まで在宅介護を希望し、自宅で
看とる事にこだわっていました。
でも、優しく笑顔で接するには普段のお世話をプロにお任せする方が良いのでは?と散々説得したものです。

でも、今、現実には子どもたちに『私達の事は心配しないでね』と言いたくても言えない情けない親なのですが…(笑)
また、色々と考えを巡らせながら休む事にします。
ノアマルさん、明日の朝はスッキリ目覚められますように。
Commented by きずつば at 2016-03-06 07:34 x
おはようございます。

お知り合いの方を亡くされ、お辛いことと思います。

私の高校時代の友達は独身が多いんですよ~
離婚した友達もいますが、ずっと独身の友達も数人います。
友達でも、考え方の違いに驚いたり納得したり(^-^;
最近は老後の話が持ちきりです。
やっぱり蓄えをしっかりしている友達は、余裕の生活設計ができていますね。
なかには、そのときはそのときで何とかなるという、おおらかというか大雑把な友達もいます!Σ(×_×;)!

私は子供達にたまに言うんですよ、親が認知症かなと思ったら、気にしないで施設を探して入居させてねって。
認知症になった人は、自分では気付かないから、嫌がっても、嘘をついて入居させてくれて良いからねと。
結局、施設にお世話になるのも、ヘルパーさんのお世話になるのも全部お金です。
老後の蓄えは大切だと、介護の仕事をするようになった頃から、切実に感じるようになりましたし、子供達に言っておかないいけないとも思いました。

私は、私達夫婦の生活や楽しみ、それを保ちつつ、勿論母への感謝の気持ちや優しさも忘れず、そんな日々を送るために、これからの生活スタイルを考えています。

プロの方の手厚い介護を受けることは、親にとっても子供にとっても、幸せなこともあるのだと思っている一人です。

夫と、将来夫婦でサービス付き高齢者住宅に入居するのも良いかもね!って昨日も話してました(≧▽≦)




Commented by gerakon at 2016-03-06 15:30
きずつばさん、コメント有難うございます。
将来の不安が無いって、一番の幸せかもしれませんね。
今回は80歳目前の方だったということもあり、(私達
あまり遠い将来じゃないので…)身につまされましたわ。

お子様のいないご夫婦で、保証人になって頂ける方が
なく、とうとう入居を諦めてしまったと最近お聞きしたばかりです。お気の毒でなりません。

ずっと先の事と思っていましたが、けせらせらでは
誰かに必ず迷惑を掛けることに…。
認知症予備軍には違いないので家族で話し合っておかなければ…。

きずつばさんは『認知症と分かったら嫌がっても嘘をついて施設に入居させていいからね』と今のうちからお子様にちゃんとお話しになっているって頭が下がります。

これからも色々と、情報提供お願い致します。
Commented at 2016-03-06 20:29
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by gerakon at 2016-03-07 15:36
鍵コメさん、有難うございます。
ざわざわと、心身ともに落ち着かない一日でしたね。
こちらは今日汗ばむほどでした。
このまま、春まっしぐらではないかもしませんが
お互い、先ずは自分自身が健康でありますように。
by gerakon | 2016-03-05 17:37 | Comments(6)

ゲラ子のアラ還日記改めヴィオラばばの時々日記とします


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